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2012年4月20日 (金)

飲料PETボトルへのリサイクル、ようやく進み出す

昨日のテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」を観ておりました。

ニュースの中で、飲料用PETボトルを回収して、再び飲料用PETボトルを製造する「リサイクル」が紹介されました。
レポーターの女性が「飲料用PETボトルは、飲料用PETボトルにリサイクルされていると思っていましたが、まだ始まったばかりと知って驚きました」という趣旨のコメントをしていました。
私は、「ああ、そうか。環境問題に詳しくない一般の人の認識は、飲料用PETボトルが、ほとんどが再び”飲料用PETボトル”にリサイクルされていると思っているということか」と感じました。飲料用PETボトルが、飲料用PETボトルにリサイクルされている比率は、10%くらいという報道でした。

このブログで、以前に「リユース(再使用)」「リサイクル(再利用)」について書きました。飲料用PETボトルは、大部分が服(ポリエステル)、部品、台所用洗剤PETボトル、固形燃料等にリサイクルされています。飲料用PETボトルにリサイクルされるようになったのは、「ニュース」という段階です。

今まで飲料用PETボトルにリサイクルできなかった理由は、飲料用としてリサイクルするには、洗浄等のコストがかかりすぎて、採算が合わなかったからです。技術の進歩により、ようやく道が拓けてきたのです。

環境先進国と言われるドイツでは、PETボトルは10回ほど「リユース(再使用)」されてから、リサイクルに回ります。
ドイツのPETボトルは、日本のPETボトルより肉厚で、頑丈な作りになっています。「リユース」する段階で、「白い筋」が入ってきますが、ドイツ国民は、そんなことは気にしないようです。
見た目に厳しい日本の消費者には、なかなか受け入れられないようです。日本ではPETボトルの「リユース」は、あまり普及していません。以前にドイツ系の審査機関に勤めていたころには、ドイツ人の同僚から「日本では、なぜPETボトルをリユースしないのか?」と質問をよく受けました。

日本では、かつては、ビール瓶という「リユース」(洗浄して再使用)が盛んに行われていました。しかしながら、最近では、「瓶ビール」は居酒屋か、大手酒販店でしか、お目にかかれなくなりました。コカ・コーラ等の瓶製品も、ライブハウスくらいでしか、置いていないです。

「リユース」の方が、「リサイクル」より優先順位が高いことは、以前に書きました。「リサイクル」の中でも、同じ用途に使用される方が優先順位は高いです。
”飲料用PETボトル”から”飲料用PETボトルへのリサイクル”が、ようやく進み始めました。次のステップである「飲料用PETボトルのリユース」は、日本で普及するのでしょうか!?

私は、引き続き、「リサイクル」「リユース」の動向をウォッチングしていきます。

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